【新築物件】購入前に知っておきたい!内覧時のチェックリスト | 東京・神奈川の不動産のことならエムイーPLUS町田

不動産コラム

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不動産購入を知る【新築物件】購入前に知っておきたい!内覧時のチェックリスト

今回の記事では新築物件の内覧についてチェックしたいポイントや持ち物リストに加えて、ホームインスペクションまでご紹介します。また、気になるマンション内覧会のチェックリストもご紹介しているので、ぜひ参考になさって下さい。

不動産購入は人生で1番高い買い物と言っても過言ではありません。理想のマイホームを手に入れるためにも、購入後に後悔をしないためにも本記事の内容をしっかりと理解しておきましょう。


1.内覧について気になるあれこれ

1-1.内覧とは?

不動産購入を考えている方であれば、「内覧」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。内覧とは物件探しの際に、物件内部を見学し状況を確認することを指します。また「内覧」の他に「内見」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。どちらも意味は変わりませんが、対象物件に相違があり新築住宅や新築マンション等の購入を前提として行うものを「内覧」、賃貸を前提として行うものを「内見」と言います。不動産会社への依頼の際はどちらを使用しても意味は通じますが、違いを認識しておきましょう。

1-2.内覧って本当に必要?

不動産購入の際は必ず内覧を行うという決まりはありません。また時代の流れと共に、物件の3D映像や動画の視聴が可能になったことで、今や内覧に行かずとも物件内部の情報を得ることができます。しかし、内覧に行かなければ分からない情報も多く存在します。例えば、実際の壁紙の色合いや室内の臭い、周辺環境等が挙げられます。画像や動画で良いと思った物件も内覧時に違う印象を持つ可能性もあるため、購入前の内覧は必ず行うことをオススメします。

1-3.内覧会ってなに?

「内覧」「内見」の言葉の他に「内覧会」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。内覧会とは「完成内覧会」とも言い、完成前の物件を購入した場合の物件お披露目と施主検査を指します。内覧とは異なり施工不良や欠陥等がないかを確認する機会になり非常に重要な工程です。一般的に契約後、引渡しの1週間前から1ヶ月前に行われます。既に完成した物件を購入した場合にも、不動産会社や売主によっては内覧会を行う場合があります。

内覧と内覧会の違い
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2.内覧や内覧会の持ち物リスト

内覧や内覧会の持ち物リストは以下のとおりです。

内覧や内覧会の持ち物リスト

それぞれの項目に関して詳しく紹介していきます。
 

■図面(内覧・内覧会)
図面と実際の間取りや配置で異なるところがないかを確認する際に使用します。更に、図面にはコンセントの位置やエアコンの有無などを書き込むことも可能です。基本的には不動産会社が用意してくれますが、事前に受け取る場合もあるため、忘れずに用意しておきましょう。

■メジャー(内覧・内覧会)
部屋の寸法に加えてキッチンや窓の大きさなど様々な場所の長さを測る際に使用します。家具や電化製品などを置ける空間があるのかを確認する際に活用できますが、新たに買う家具に関しても予め寸法を測っておくことでスムーズな準備が可能になります。

■メモ帳と筆記用具(内覧・内覧会)
図面に書き込むことも可能ですが、情報を書き込み過ぎてしまい該当箇所が分からなくなってしまうというリスクもあるため、メモ帳も用意しておくことをオススメします。また、気になった部分や確認しておきたいポイントも忘れずに書き留めておきましょう。

■スマートフォン(内覧・内覧会)
スマートフォンはカメラ・懐中電灯・コンパスとして使用できるため汎用性が高く、内覧時には重宝します。しかしスマートフォンの種類によっては使用できない機能もあるため事前確認が必要です。カメラ機能は、部屋の様子を記録しておく際に使用します。写真だけではなく、動画も使用することで写真では見逃してしまうところまで記録することが可能です。懐中電灯の機能は、物件に電気が通っていない場合や暗くて見えにくい場所を確認する際に使用します。コンパス機能は、窓の方角や日当たり等を確認する際に使用します。

■スリッパ(内覧・内覧会)
一般的には不動産会社が用意してくれることが多いため必須の持ち物ではありません。しかし不動産会社や施工会社によっては用意が無いケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

■水平器(内覧会のみ)
建物が傾いていないかをチェックする際は水平器を使用します。建物の傾斜は見た目では判断できないため、水平器を使用して確認をしましょう。水平器の代わりにビー玉を使用するという方法も主流になっていますが、ビー玉は完全な球体では無いため正確な判断材料にはなりません。水平器の購入が難しい場合はスマートフォンの水平器の機能やアプリで代用できますので、事前に調べておくことをオススメします。

3.内覧時のチェックリスト

内覧時のチェックリストは以下のとおりです。記載の項目以外にも様々な項目がありますが、今回は特にチェックして頂きたい13項目をご紹介致します。また新築マンションは項目が2つ増えるため忘れずに確認しましょう。
 

■物件内部
・図面との相違がないか
・コンセントや収納の使い勝手
・日当たりや風通し
・間取りや広さ
・生活導線
・臭い
・固定物の強度や開閉物の確認
・水回り
・壁紙や天井クロス、床に汚れや傷がないか

■物件外部
・外壁や基礎にヒビが入ってないか
・遮音性

■周辺環境
・住環境
・アクセス

■マンションの場合はここもチェック
・共用部分
・生活音



それぞれの項目に関して詳しく紹介していきます。

3-1.室内

■図面との相違がないか
図面と実際の物件で相違無いかを確認しておきましょう。特に確認したい点は間取りや収納スペースに加えてコンセントの位置です。実際に相違があることは珍しくないため注意深くチェックを行いましょう。

■コンセントや収納の使い勝手
コンセントや収納は増設が難しいため確認をしておきましょう。コンセントに関しては位置や数などが理想とマッチしているのか、収納は使い勝手が良いかを確認しておく必要があります。

■日当たりや風通し
同じ方角の物件であっても設計や周囲の建物の有無によって異なるため内覧時に必ず確認する必要があります。しかし、日当たりや風通しは内覧の時期や時間帯によっても異なります。気になる場合は同行しているスタッフに相談してみましょう。

■間取りや広さ
図面で確認することはできますが、体感の広さや外界からの見え方は内覧に行かないと分かりません。図面で見るよりも狭く感じてしまうことも少ないため、内覧時に必ず確認しておきましょう。

■生活導線
台所からお風呂場、洗濯機置き場から物干し場等の生活導線がスムーズで無い場合は、購入後の後悔につながるため慎重に確認することをオススメします。

■臭い
内覧時に見逃してしまいがちな臭いですが、周辺環境が要因の臭いは解決することが非常に難しく注意が必要です。内覧時には換気扇を動かしたり、窓を開けてみたりして注意深く確認しましょう。

■固定物の強度や開閉物の確認
手すりや備え付けられている棚の固定、ドアや窓などの開閉等を見ておく必要があります。気になる部分がある場合は同行しているスタッフに相談をしましょう。

■水回り
水回りの中でも特に注意したい点は水圧です。水が既に通っている場合はシャワーやトイレ等の水圧が弱くないかを確認しておきましょう。また、汚水の臭いがしないかも確認しておくことをオススメします。

■壁紙や天井クロス、床に汚れや傷がないか
新築物件の場合見落としがちなのが壁紙や天井クロス、床の汚れや傷です。気になる部分がある場合は同行しているスタッフに相談をしましょう。また、色合いが写真と違う可能性もあるため確認しておくことをオススメします。

3-2.屋外

■外壁や基礎にヒビが入ってないか
内覧時に外部まで細かく見るのは難しい場合もあります。しかし、家の傾きや災害時の二次被害に繋がる可能性がある外壁や基礎の欠陥はしっかりと確認をしておきましょう。

■遮音性
内覧時に見逃してしまいがちな遮音性ですが、騒音問題などのトラブルを防ぐためにも物件内外の両方からの確認を行いましょう。

3-3.周辺環境

■住環境
住環境で確認するべきポイントは、スーパーやコンビニの数に加えて周辺の街頭数や人通りの多さ等もチェックをしておくことをオススメします。お子さんのいる家庭では学校等の公共施設の充実も確認しておきましょう。また内覧は昼間に実施されることが多いため、違う時間帯に行き周囲の状況を確認することもオススメです。

■アクセス
最寄り駅やバス停からの所要時間に加えて、電車やバスの本数や最終運行時間も確認をしておきましょう。また、お子さんのいる家庭では通学時間も忘れずに確認することをオススメします。

3-4.マンションの場合はここもチェック

■共用部分
マンションには共用部分があるため、物件内外のチェックに加えて以下の共用部分に関しても大きさや使い勝手に加えて設備状況をしっかりと確認しておきましょう。
 

・エントランスや廊下
・階段やエレベーター
・管理事務室
・倉庫やトランクルーム
・駐車場や駐輪場
・ポスト
・バルコニー
・ゴミ捨て場
・防犯カメラや防犯設備

※マンションによって共有部分は異なります



■生活音
マンション等の集合住宅の場合は生活音の確認は必須です。玄関の外やベランダからの声が聞こえるかに加えて、壁を叩いた時の響きでチェックを行いましょう。
 

 


内覧時のチェックポイントは以下の記事でもご紹介しています。物件探しの際のコツや不動産会社を選ぶポイントも併せて記載していますのでぜひ参考としてご覧下さい。

【購入前に知りたい】物件探しのコツ

4.内覧会のチェックリストと注意点

内覧会は物件の最終確認となるため、内覧とは異なり一度しか行うことができません。チェックリストを参考に注意深く確認をしておきましょう。

4-1.新築戸建てと新築マンションの共通チェックリスト

新築一戸建てと新築マンションの共通チェックリストは以下のとおりです。
 

■室内
~ドアや扉や窓~
・問題なく開閉するか
(鍵も忘れずにチェックしましょう)
・すきま風が入って来ないか
・扉の向きが合っているか
・網戸に傷や汚れ、ほつれがないか

~壁や天井、床~
・隙間や傷、汚れはないか
・接着剤のはみ出し部分がないか
・傾斜はないか
(水平垂直精度の確認)
・床鳴りはしていないか
・壁と床面の隙間はないか
・壁と天井の隙間はないか

~その他~
・間取りと相違がないか
・点検口に水漏れやカビが発生していないか
・固定物に固定不良がないか
・照明器具は問題なく使用できるか
・設備の配置は問題ないか
・設備の設置が完了しているか
・設備は問題なく作動するか
・コンセントに電気が通っているか
※設備の操作方法も確認しておくことをオススメします

■水回り
・水漏れがないか
・排水機能に問題はないか
・換気扇や浴室乾燥機等は問題なく動くか
・コンロは問題なく使用できるか
・各水栓は問題なく使用できるか
(水とお湯が出るかもチェックしましょう)
・吐水量は適量か
・トイレは流れるか
・鏡に傷や汚れはないか
※室内のチェック項目と被る項目は記載しておりません

■屋外
・インターフォンは問題なく使用できるか
・ポスト等は問題なく使用できるか
・バルコニーに隙間や傷、汚れはないか
・バルコニーの排水設備に詰まりがないか
・バルコニーの物干し金物は付いているか
・外壁や基礎にひび割れがないか
・外壁に隙間や傷、汚れはないか
・開口部の周囲に隙間がないか

4-2.新築戸建てのチェックリスト

新築戸建てのチェックリストは以下のとおりです。共通チェックリストと併せて確認しましょう。
 

■屋外
・屋根に破損部分や傷、汚れはないか
・雨どいは付いているか
・外構部分に破損部分が無いか
(駐車スペース・ガレージ等)
・隣の家との境界線が明確になっているか
※塀やフェンス等が境界の線上に乗っている場合は注意

4-3.新築マンションのチェックリスト

新築マンションのチェックリストは以下のとおりです。共通チェックリストと併せて確認しましょう。
 

■共有部分
・共有部分に傷や汚れは無いか
・共有部分の設備は問題なく作動するか
※止水栓の位置の確認もしておくことをオススメします

4-4.内覧会の注意点

1-3.内覧会ってなに?でもご紹介したように、内覧会は施主検査の役割を持つ重要な工程です。内覧会の際に発見した施工不良や欠陥は、必ずその場で指摘しておきましょう。内覧会の際に指摘した場合は基本的には無償で補修をしてくれますが、内覧会後や引渡し後に指摘した場合は有償になってしまうケースがあります。また新築マンションの場合はアフターサービスで付いている場合も多く、入居後にチェックすれば良いと考える方も多い傾向にあります。しかし、補修希望箇所によっては適用できない場合もあるので内覧会でしっかりとチェックして、指摘や報告までしておきましょう。

5.ホームインスペクションについて気になるあれこれ

5-1.ホームインスペクションとは?

ホームインスペクションは「住宅診断」とも言い、専門家である「住宅診断士」が物件の施工不良や欠陥の有無を調査することです。一般的に中古物件の売却・購入時に行われていましたが、新築物件の購入時にも行う人も少なくありません。費用相場は5万円程度です。本記事でご紹介したチェックリストの中にも、専門的な知識が無いと正確な判断できない項目もあります。そのため、不安なく万全な状態で新居に移りたい方にはオススメのサービスです。

5-2.新築物件にホームインスペクションって必要?

新築物件を購入するためにお金をかけてホームインスペクションをやる必要ってあるの?と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、新築物件だから施工不良や欠陥が無いとは限りません。水漏れやサッシの隙間に加えて床下の配管や断熱材の不具合等は新築でもよく見られる施工不良です。ホームインスペクションは必ず行う必要はないものの、1つの手段として検討してみてはいかがでしょうか。

ホームインスペクションの概要

また、ホームインスペクションについては、以下の記事でご紹介しています。ホームインスペクションの必要性、費用相場や瑕疵保険に関して詳しく解説しております。こちらもぜひ購入前にご参考になさって下さい。

住宅購入時のホームインスペクション お住まい探しのご相談はこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では内覧時にチェックしたいポイントや持ち物に加えてホームインスペクションをご紹介しました。夢のマイホームで快適な生活を行うためにも、本記事の内容をしっかりと把握しておきましょう。また、本記事をガイドブックとして内覧時に見返して頂けますと幸いです。それでは本記事でご紹介した内覧についておさらいします。
 

■内覧について
・内覧とは物件の内部を見学し状況を確認すること
・内覧は必ず行うという決まりは無いものの、行うのがオススメ
・内覧会は「完成内覧会」や「建物検査」とも言い、お披露目と施主検査を指す

■内覧や内覧会の持ち物リスト
・図面(内覧・内覧会)
・メジャー(内覧・内覧会)
・メモ帳と筆記用具(内覧・内覧会)
・スマートフォン(内覧・内覧会)
・スリッパ(内覧・内覧会)
・水平器(内覧会のみ)

■内覧時のチェックリスト
・新築戸建ては13項目をチェックしよう
・新築マンションは15項目をチェックしよう

■内覧会のチェックリストと注意点
・共通チェックリストの項目は34ヶ所
・新築戸建ては共通チェックリストと併せて4ヶ所の確認しよう
・マンションは共通チェックリストと併せて2ヶ所の確認しよう
・覧会の際に発見した施工不良や欠陥は、必ずその場で指摘しよう
・内覧会後や引渡し後に指摘した場合は有償補修になってしまうケースもある

■ホームインスペクションについて
・ホームインスペクションとは住宅診断士が物件の不具合や欠陥の有無を調査すること
・費用相場は5万円程度
・不安なく万全な状態で新居に移りたい方にはオススメのサービス



エムイーPLUS町田はこれまで多くのお客様の購入のお手伝いをしてきました。これまで培った豊富な経験とノウハウからお客様のご希望・ご要望に沿ったご提案が可能です。不動産購入をご検討の際はぜひエムイーPLUS町田へご相談下さい。

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